過去最悪の短期バイト“青果袋詰め”

こんにちは。おしくらまんじです。

青果袋詰めのバイトって知っていますか。

青果,いわゆる野菜や果物なんかを工場で袋に詰めていくバイトで,ちょっと前にやったことあるんですけど,

もうこれ二度とやりたくないレベルの拷問でした。

言うなればお金をもらって奴隷体験をするツアー

混沌と支配の世界でただひたすらに野菜を詰めていくのです。

僕が時給ベースで生きていくことに大きな疑問を抱いたきっかけといっても過言ではありません。

では僕が最悪のバイトだという理由をいまから説明しましょう。

バイトの流れ

地獄の幕開け

バイト先は海に近く工場が並ぶ地域でした。

ドキドキしながら指定された場所に向かい,休憩所のような場所に到着。

ドアを開くと,僕と同じ年くらいの初めての人がいたが,9割が気怠そうなおじさんおばさん。

びっくりしたことは中国語が結構飛び交っていたこと。おそらく留学生だろう。

くたびれて実年齢より老けてそうな中年と異国の学生たち。

不思議な空間に迷い込み,猛烈な不安と,一周回って面白くなってきた感覚が全身に流れた。

始業時間になり工場に移動し,注意や説明を一通り受けた後,おのおのが別々の作業台に配置される。

「はい,じゃあおしくらまんじくんはこの5番の台に行って作業を手伝ってください。」

これは希望制とかではなく完全にランダムのようだ。

5番の台ではすでに作業が始まっていた。

ここから僕の地獄が始まる。

始まりはマスカット

作業台に行くと4人のおばちゃんがいて,マスカットの房をパックに入る大きさにカットする作業をしていた。

後から同じ年くらいの女の子が来て一緒に作業を始めた。たぶんこの子も短期バイトの子。

作業自体は馬鹿でもできる仕様で,ひたすら手頃な大きさにマスカットを切っていくだけ。

「なるほど,こうやって色んな青果をカットしたり,パックしたりするんやな。楽勝やん。」

立ちっぱなしの作業は辛いなと思ったが,序盤でコツをつかんだ僕はすっかり楽勝モードだった。

マスカットの作業は1時間もしないうちに終わった。

ここでの僕の予想は

「8時間労働だから大体8種類くらいの青果を扱うのかな。」

だった。

しかしこの予想は大きく外れることとなる。

エンドレス・トマト

マスカットが終わるとトマトが運ばれてきた。

これまたパックにトマトを詰めていくだけ。カットの作業がない分マスカットよりは楽だった。

様子がおかしくなってきたのはトマトを詰め始めて2時間くらい経ってきてから。

「どうもおかしい。さっきからずっとトマトだ。もしかしてずっとトマト?」

そんな終わりの見えない不安が脳内を駆け巡る。

ゴールの見えない作業のせいで,なるべく考えないようにしていた足腰の痛みがズキズキと伝わってくる。前述したように,この作業はすべて立ちっぱなしなのだ。

案の定ずっとトマトしか来なかった。

新しい段ボールが来るたびに淡い期待を寄せたが,微妙に種類の違うトマトが運ばれてくるだけだった。

トマトプチトマト黄色いトマト大きいトマトトマトプチトマト。。。。

あまりにトマトに触れすぎて,僕の鼻は青臭さを敏感に感じ取るようになってしまっていた。

トマトは傷みやすいのか,運ばれてきた段ボールを開けた時点でグチャグチャになっていたり,カビが生えていたり。

一番びっくりしたのはある箱に生きたコオロギが入っていたこと。

僕は目がデカい系の虫が大嫌いなのだ。

トマトがもう一気に嫌いな野菜第一位にランクイン。

結論をいうとトマトだけで6時間を費やした。

もうそれだけで十分辛いのに,変な人が多い職場だった。

なんか理不尽なことで怒鳴ってくるおじさんや,違う人のミスを僕に押し付けてくるおばさんなどなど。。

こんな環境で働いていたらイライラもするだろう。

ほんとうに社会の末端,底の底の空気を感じずにはいられなかった。

みかんと彼女

ようやくトマトも終わり,次はみかんになった。この時点で残り勤務時間1時間くらい。トマトが終わった安堵感よりも疲労感が上回っていた。

ここで,序論で紹介した,同じ年くらいの短期バイトの女の子がやらかす。

このみかんの袋づめ,マスカットやトマトとは違い,数がしっかり決まっている。9個。

しかしこの娘,疲れなのか,はたまた数が数えられないのか,この9個を全然守れないのだ。

「あのねぇ,これ7個でしょ。2個足りないよ。」

「すみません。。」

「これね,10個入ってるよ。」

「すみません。。」

こんなやりとりが横でずっと続くのだ。トマトで感覚が完全に壊れている僕はこんな些細なやりとりですら気に障った。

長時間トマトばかり扱うと人は壊れるのかもしれない。

戦いを終え

8時間が経ち,ようやく地獄から解放された。

支払いは現金手渡しだったので,給料をもらうための列に並びながら考えた。

自分は一日のみのバイトなのでもう二度とここに足を運ぶことはないが,

この中年たちは明日も明後日もここに来るのだろうな。

最低賃金なのによく来られるな。

すごいな。

青果バイトのここがダメ。

ずっと立ちっぱなし

これは予想よりずっと辛かったです。休憩はあるけれど,立ってる時間が圧倒的に長いので足腰がバキバキになります。普段から立ち仕事ばかりの人は大丈夫かもしれません。

職場環境が最悪

働く人たちが変わった人ばかり。

また,運ばれてくる野菜にカビがついていたり,虫が混入していたり,散々でした。

留学生たちとは違うレーンで働いていたので特に関わることはありませんでした。

同じ野菜に触れすぎて気持ち悪くなる

もっと色々な野菜に触っていれば気分転換になったでしょう。

僕が行ったところがたまたま同じ野菜ばかりだったかもしれませんが,可能性はどの工場にでもあると思います。

どうしてもやりたい人向けアドバイス

ここまで読んで「やってみたい!」って思う人がいたらぜひ名乗り出てきてほしいくらいですが,一応アドバイスを書いておきますね。

座れるところに応募すべし!

正直,青果詰めのバイトで働く層はどこの工場もほぼ同じだと思われるので,人間関係に期待はできません。

つまり改善できるとしたら作業環境。

座れるかどうかがかなり重要になってきます。

今回の僕の敗因は立ちっぱなしの工場を選んでしまったこと。もし座れるところがあれば絶対にそっちを選びましょう。

友達と行くべし!

「友達と行かなかった」

これが僕の一番の敗因だと思っています。

辛さの共有ができないことが辛さを呼ぶ,負のスパイラルに陥ります。

せめて友達と行けばもっとましな状態で帰れたかもしれないですね。

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